お部屋探し 2018.12.27

ALC造はどんな建物?特徴を知って賢く選ぼう

マンションやアパートなどの表示で、「ALC造」と書かれていることがあります。ALC造は建物を作る構造の1つですが、その意味や仕組みについて知らない人は少なくありません。しかし、構造が異なれば、使われている材料や機能性も大きく異なるので、賃貸を選ぶ際には外観や間取りだけでなく構造もしっかり確認する必要があります。今回は、何種類かある構造の中でもALC造に焦点を絞って、特徴やメリット・デメリットについて解説します。

ALC造とはどういう意味?

物件情報には、マンションがどういった材料と仕組みで作られているかを表す「構造」についての記載があります。構造はマンションの強度や機能性を知るうえで重要となるので、必ず確認しておきましょう。この段落では、その構造の1つである「ALC造」の意味や仕組みを紹介していきます。

ALCは気泡させて軽量化したコンクリート

ALCとは、気泡加工し軽量化したコンクリートのことを指し、「Autoclaved Lightweight Concrete」の略称です。コンクリートの材料となるセメントや生石灰などを高温で熱し発泡させ、生成しています。ALCの特徴としては、軽量で強度があり、耐火性や遮音性などに優れていることが挙げられます。なお、実際に建材として使われるのは、工場で生産された板状の「ALCパネル」です。ALCパネルは、鉄筋と組み合わせて強度を増したものを指し、運搬や組み立てが容易なことが特徴です。

ALC造の構造体は鉄骨

ALC造といっても、ALCのみで建物を作ることはありません。基本的には、強度の高い「鉄骨」で骨組みを造り、その骨組みをALCで囲っていきます。そのため、ALC造は「鉄骨ALC造」とも言われています。ALCが使用される箇所は、主に外壁や屋根、床などです。また、部屋間を仕切る間仕切り壁としても使用されています。

ALC造だと何がいいの?

ALC造には、他の構造にはないさまざまな機能があります。ここでは、ALC造の特徴を踏まえたメリットを紹介していきます。

地盤や骨組みに負担がかからない

コンクリートは圧縮力に強く気密性も高いですが、マンションの外壁や天井などに大量のコンクリートを使用すると建物全体が重くなります。比重が増えることで心配なのが、骨組みや地盤に大きな負担がかかり、重みで地盤が沈んだり骨組みがゆがんでしまうことです。しかし、外壁や天井などにコンクリートよりも軽いALCを使えば、十分に強度を持たせながら建物の重量を軽くでき、地盤沈下や建物のゆがみを防げます。

ALC内部の気泡が持つ働き

ALCを使用するメリットは、機能性の高さにもあります。機能性を高めるポイントは、セメント類が高温高圧で焼き固められる際に生まれる多数の気泡です。まず挙げられるのは、断熱性・耐火性についてです。ALCは、内部の気泡が空気層を作ることで、外部と室内の熱移動が少なく、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。また、万が一火事が起こっても、火がすぐに隣室へ回ってしまうといったことがありません。

さらに、遮音性の高さもALCの特徴の1つです。内部の気泡が音を吸収するため、隣室だけでなく、外部から聞こえる声や自動車の走行音なども低減し、騒音を気にすることなく快適に過ごせます。そして、調湿性にも優れているため、室内の湿度も保ってくれるのです。これらの機能性から、ALCは直射日光が当たり、かつ寒暖差もある場所で使用する外壁材として、必要な機能を複数備えていることがわかります。

ALC造にも注意すべき点はある

ALC造は優れている点が多いとされていますが、中にはデメリットとなり得る注意すべき点もあります。入居後に思わぬトラブルに見舞われないよう、あらかじめ注意点を抑えておきましょう。

仕上げの防水塗装次第で強度に差が出る

ALCは多くの気泡を含む、多孔性の素材です。そのため、長時間水分に触れると水がしみ込んでしまい、鉄骨を侵食する恐れがあります。また、冬場にはしみ込んだ水が凍って内部で膨張し、ひび割れを起こす可能性もあります。

したがって、外壁材として使用する際には、水分の侵入を防ぐために防水塗装で仕上げることが必要です。

しかし、防水塗装で仕上げても、時間の経過とともに外壁材は劣化していきます。なぜなら、外壁は紫外線や雨風に日夜さらされることから、劣化しやすいためです。経年劣化により、塗装が浮いたりはがれたりしている場合は、防水性能が失われて水がしみ込みやすくなるので注意が必要です。

継ぎ目のシーリング劣化に注意

外壁材の接合部には、シリコン材などをペースト状にした「シーリング材」が使用されています。このシーリング材には、防水性や気密性を維持する役割があり、外壁や屋根には欠かせません。しかし、紫外線や雨風によって時間とともに劣化し、ひび割れや外壁材からの剥離を起こす場合があります。劣化した状態で放置すると気密性が低くなり、隙間から水分がしみ込み内部の鉄筋などが錆びやすくなってしまいます。

ALC造マンションを選ぶときのポイント

この段落では、ALC造マンションを選ぶ際に注意すべき点を紹介していきます。トラブルの発生元がないか事前に確認しておき、安心して入居できるマンションか見極めましょう。

ALCのメンテナンスが行き届いているかどうか

ALCは断熱性や調湿性の高さなどから外壁材として優れていますが、防水塗装やシーリング材が劣化すると鉄骨本体にも影響が出てきます。地震や火事に耐えるためにも、構造体が劣化しないよう定期的なメンテナンスが必要です。実物を見ることができるなら、外壁の塗装や継ぎ目に劣化がないかどうかを確認しましょう。目に見える劣化が出ている場合は、管理が行き届いていないことが予想されます。

ALC造の防音性には差がある

一口にALC造といっても、壁の厚さには差があります。ALCボードを隣室との間の壁材として使用している場合、ボードが2枚貼りか1枚貼りかによって防音性能に差が出てきます。隣室の音を気にせず快適に過ごすためには、防音性の高さは重要です。しかし、壁の厚さは見ただけではわかりにくいので、確認する際は管理会社などへ問い合わせをしましょう。

メリットが活かされている物件を選ぼう

ALCにはさまざまな機能がありますが、デメリットをきちんと抑えた物件でなければメリットが十分に発揮されません。災害やトラブルで悩まされないためにも、事前にメンテナンスや防音性能をしっかりと確認しておきましょう。

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この記事を書いたライター

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